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講演でした

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19日、京都市男女共同参画センター、ウィングス京都にて、ストーカー被害体験の講演を無事に終えました。
実は本格的な講演をするのは島に引っ越してきて以来。新刊のトークイベントなどは行っていましたが、ストーカーの被害体験をインタビューや記者会見ではなく講演という形でお話しするのは初めてでしたので猛烈に緊張いたしました。
正直に言えば忘れてしまいたい体験です。今春に「ストーカーとの七〇〇日戦争」を文庫化したときにゲラを読んでいてドーンと落ちて寝込んだこともあり、ドキドキしていましたが、一気に読み返さずにぶつ切りにして読むなど工夫してなんとか乗り切りました。
実際に身体を傷つけられる被害がなくても、それまでの暮らしを根こそぎ奪われ、怯えて暮らすことになるということ、誰にも助けてもらえない心地を味わうこと、そして付きまとい行為の内容が時代と共にアップデートしているのにストーカー規制法が追いついていない状況にあること、やっぱり知っていただきたいので今後も機会をいただけるのであれば、講演をしていきたいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。
シンポジウムではカウンセラーの小早川明子先生、弁護士の上谷さくら先生、そして桶川ストーカー事件被害者遺族である猪野憲一さんが登壇され、貴重なお話しを伺うことができました。
そして地元京都での講演ということで、昨年の改正ストーカー規制法国会審議のときにお世話になった、参議院議員の福山哲郎さんが聴きに来てくださいました。お忙しい中、なんと義理堅い方でしょう。感無量でした。

# by riprigandpanic | 2022-11-21 20:11

放置野良茶

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これは茶の花ですよと教えていただいたのは、
何年前だったか。ヤギ舎の奥の山の中で
しんなり咲いている白い花の写真を撮ってSNSにアップした時でした。

山だと思って罠をかけに入っていた藪が、実は元段々畑なのは
石垣が残っていたり、季の木や夏蜜柑の木が残っていて
他の雑木に埋もれながらも細々と実をつけたりしているのを
見て、わかってはいました。
けれども茶の木もあるとは思いもよらず。
なにしろ夏みかんやすももは実をつければそれとわかりますが、
茶について知られているビジュアルは新芽だけ。
普通の葉っぱの形すらよくわかりませんので。

その後別の平地の耕作放棄地に、出入りするようになります。
再開墾を手伝うというか
雑草や雑木の伐採搬出してヤギにあげるためです。
雑木林みたいになっていた土地で、太さ二十センチくらいの楡の木を
伐採伐採伐採して、その後借主が根っこを重機で掘って更地になってみたら
石垣の際に茶の木がいました。ちょうど秋だったので花が咲いて茶だとわかった次第。
それも茶の木の花は満開になっても遠目から目立つわけでもなくて、
下向きにひっそり花をつけるので、近くにまで行かないとわかりにくいのでした。

その後もう一本、放置茶の木を見つけます。
どうやら畑の境界に一本植えるスタイルが小豆島畑作の定番のようです。
確かに二、三本茶の木があれば、自分が飲む緑茶を賄えるのかもしれません。
それに柿の葉とかスギナとか野草の茶を適宜作っていれば
お茶自給率はかなり上がりそうです。

開墾畑の茶の木、山の斜面の茶の木と違って出入りが楽なので、
今年の春は芽をつんで少しだけですが釜炒り茶を作ってみました。
これがとても甘いし香りが良い。ただし日にちが経つと甘みは消えたので
保存の仕方が難しそうです。焙じて仕舞えばいいんだけど。
できれば緑茶で飲みたい。

で、調べていたら花をお茶にすることもあるようなので
今秋は花を摘んで干してみています。
良い香りです。うまく乾燥するかはわかりません。
干した方が香りが高くなっているような気がしてもしや
もしや萎凋???

丸い実も秋が熟しどきで、もいで皮を剥いて砕いて蒸して絞ってみましたが、
油にならず、脂のようなネトネトしたものが取れました。失敗しました。
実がまだ水っぽいのがあったためかと。来年は乾燥させてからやってみたいです。





# by riprigandpanic | 2022-11-03 17:03 | 小豆島

ありがとうございました。

ありがとうございました。_c0190053_18582266.jpg
『カヨと私』、たくさんのメディアで取り上げていただきました。
書いてくださった方々、本当にありがとうございました。
ヤギの本など誰も読んでくれないのではと思っていたので、
感謝の気持ちでいっぱいです。


こちらに雑誌と新聞とラジオでの紹介をまとめておきたいと思います。後で編集で付け足すかもしれません。

MOE 10月号 新刊読みもの(50p) 白水社

週刊朝日 22.9.9 週刊図書館 書いた人(59p) 仲宇佐ゆり

週刊朝日 22.9.23-30 2022年秋 本の甲子園 わがふるさとの名著はこれだ(下) 香川(80p) 宮脇書店総本店 山下郁夫店長


朝日新聞 22.8.13 書評 https://book.asahi.com/article/14693588  稲泉連

東京新聞 22.9.24 書評 https://www.tokyo-np.co.jp/article/204405  服部文祥

毎日新聞 22.10.1 今週の本棚 (克)←こちらの記載のみ

そして共同通信配信の書評で高野秀行さんが書いてくださいましたがどの地方新聞に掲載されたのかがわかっておりません(記事は拝読しております)
もしこの新聞に載ってたという情報あればTwitterリプライなどでお知らせくだされば幸いです。

すばる  集英社 2022 11月号 読み終わることのない日々8 (215p) 辻山良雄 
 
てんとう虫 UC Card Magazine  2022 Octoer    BOOK(72p) 蜂飼耳 


ラジオ
文化放送 大竹まこと ゴールデンラジオ 小島慶子
9月6日オープニングトーク https://www.youtube.com/watch?v=dFUWVZhA0VU&t=1191s

9月13日メインディッシュ https://www.youtube.com/watch?v=NtX7wvcP5d4


# by riprigandpanic | 2022-10-27 18:59 | お知らせ

水牛のように

高校一年生の時に、音楽に詳しいA先輩→クラスメイトのIさんの経由で回ってきたのが、水牛楽団のカセットテープでした。
ケースに挟んだ紙は何度もコピーを繰り返して掠れた風合いになっているのにやたらとインパクトのある文字。あれのオリジナルはカセットブックだったのかなあ。よく知らないんですが。
それが平野甲賀さんの描き文字との出会いでもありましたし、高橋悠治を知るきっかけでもありました。
Iさんとは仲が良かったのか悪かったのか、今でも判然としませんが(卒業後一度も会っていないし連絡先も知らない)、一時期集中的に一緒に授業をさぼって電車に乗って制服のまま九段下の美術館に行ったりしまして、なんやら二人でその水牛楽団を大声で口ずさんでいました。
「雨ーをまつーいねー」とか
「怪物バナナは人まで食うぞ」とか
「ウリドゥルんプリパダちょっかちょわー」とか
どれもアジアの強烈な抵抗歌です。
当時の感覚としてはゲルニカを聴くような雰囲気で受け入れていたのかも知れませんが、メロディも歌詞も強烈すぎて、異様で、音楽の流行とかファッションとかそういうもの全てを凌駕して、目が離せない
奇妙な心地で、取り憑かれたように歌ってました。
今でも歌えます。
その後水牛通信なるものがあるのを知ったのはいつどこでだったのか
判然としませんが、多分まとめた単行本を本屋さんで見たのでしょうか。
本とコンピュータという雑誌でイラストの仕事をいただくようになったのが29歳くらいだからほぼ十五年後ですね。雑誌の縁で平野甲賀さんや公子さん津野海太郎さんに、その後高橋悠治さんと八巻美恵さんと、かの水牛楽団界隈の方々(私にとってはそうなる)にお目にかかった時には結構感無量でした。
八巻さんの文章を読むようになったのは、水牛という水牛通信を引き継いだHPで書かれたブログと、あとは多分青空文庫のことを書いた記事とかでしょうか。なんかスキッとかっこよく潔い文章で、素敵だなと思っていたので、
水牛のように_c0190053_20044347.jpeg
こうしてまとまって、しかも紙で読めるようになったのは、大変嬉しいのです。じっくり少しずつ読もうと思います。
水牛楽団を聴いた歳からだと恐ろしいことに四十年経っています。
もうカセットテープもどこかに行ってしまって、復刻CDは高値がついています。まあいいか。歌えるから。
Iさんは今も歌ったりするんだろうか。


販売はこちらから
https://horobooks.stores.jp/items/6332de15c92c5d6e1c6a2fc8


# by riprigandpanic | 2022-10-20 20:06 | ほんっ

ヤギジンの取り扱い店

ヤギのジン
「こんにちはヤギさん! ヤギが飼いたくなったなら」1100円税込

の取扱店一覧です。ありがとうございます。よろしくお願いします。抜けがあったらごめんなさい。
行ったことのない遠くの街に並んでいる様子を想像するとワクワクしますね。

Title
horobooks
本の雑誌社(カヨと私とセット販売です)
なタ書
古書ほうろう
本屋ルヌガンガ
Calo Books&Cafe
ニカラ
汽水空港
なるお食堂プリムール
TUGBOOKS
オケサドコーヒー
茶房ヌプリ
ロバの本屋
GoGoRoundThisWorld! Books&Cafe
本屋・生活綴方
タコのまくら
カレーと珈琲の店カンペシーノ
甘夏書店
レティシア書房
OLD FACTORY BOOKS
book cafe 火星の庭
ひねもすのたり
書肆ひるね

ヤギジンの取り扱い店_c0190053_17034324.jpg

まだ在庫ございますので
扱ってくださる店舗様、随時募集しております。
扱いたいという方はメールくださいませ。
(仕事のご依頼もこちらですのでよろしくお願いします)
junkouchizawa あっとマークgmail.com



ジンは小豆島ももんじ組合stores
でも通信販売しております。
よろしくお願いいたします。

# by riprigandpanic | 2022-09-23 17:04