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出演します(私ではなく)

出演のお知らせです。
2月4日から始まっている連続ドラマ「東京の雪男」
(土曜日21時からEテレ)https://www.nhk.jp/p/ts/X4YJX2GL4N/
に、飼養している猪のゴン子と先日病死してしまったまどかちゃんが出演します。
25日の回みたいです。


野生の獣と山の中で暮らしてた雪人が都会に出没する近未来のドラマです。
昨日は千葉から武道館にやってきたキョンが出てて、ちょっと切なくなっちゃいました。よかったら観てください。


こちら軽トラの中で撮影隊が来るのを待つまどかちゃん。
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こちらはゴン子

出演します(私ではなく)_c0190053_14080646.jpg
ゴン子はCG合成のためブルーシートを敷き詰めた中での撮影に応じてくれました。
アーバンイノシシに大変身!するみたいです。まどかちゃんも楽しみです。泣きそうだけど。


ディレクターの長澤佳也さんは、
以前に小豆島で映画を撮影されています。コロナ前のことです。
「クモとサルの家族」三月に公開だそうです。
江戸時代のアクションコメディ。

こちらの映画ではイノシシを子供たちで捌くシーンがありまして、
ももんじ組合で撮影協力しました。首を回して落とすところとか、ヒレ肉を取り出すところとか、結構見せ所がありました。
主演された宇野祥平さん徳永えりさんは、撮影以来なんとなくずっと応援しております。
宇野祥平さん、「オリバーな犬、(Gosh !!)このヤロウ」での女装、素晴らしかったなあ。。。

ももんじ組合のお肉はコチラから買えます。よろしくお願いします。

# by riprigandpanic | 2023-02-12 14:13 | お知らせ

シチリアの奇跡

敬愛するパイセン、島村菜津さんの「シチリアの奇跡」
2月4日付けの東京新聞に書評を書かせていただきました。
小さな島で3桁もの人がマフィアに殺されてきたのに
屈せずに文字通り「クリーンな」食と産業を構築しようとする人々。
小手先でやって売り文句にしてるような"エシカル"ではなくて、
ドスっと臓腑に抉り込むように重く響く土地、シチリアです。
現実のマフィアのこともわかります。
シチリア在来種のワイン葡萄やオリーブ、味わってみたいですねえ。
シチリアの奇跡_c0190053_14522779.jpg

# by riprigandpanic | 2023-02-09 14:52 | お知らせ

インタビューしていただきました


こちら↑で
インタビューしていただきました。

これまでのどのインタビューよりもリラックスして、リラックスしすぎて
ゆるゆるした感じになっております。

高岡さん、インタビューしてくださりありがとうございました。
芋蔓、食べてみます。ついヤギにあげてしまうのですが。

インタビュー記事でももんじ組合のサイト
に行く方もいらっしゃるかも知れず、
セール期間を少し伸ばすことにしました。
よろしくお願いいたします。


# by riprigandpanic | 2023-01-06 16:36 | お知らせ

レンジを使って猪肉おこわを作ってみた。

明けましておめでとうございます。
昨年も更年期によるものなのか、超低空飛行でした。
できることからボチボチと進めていきます。
色々お待たせしている方々、本当に申し訳ありません。

さて、小豆島ももんじ組合では今お肉のセールをおこなっております。


獣肉買っても何を作っていいのかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
私は大体豚肉のレシピをイノシシ肉にし、
牛肉のレシピを鹿肉に転用しております。

ぶつ切りよりも細かく切ったイノシシ肉がごそっとあり、なんだかおこわが食べたくなって
検索してみましたところ、
栗原はるみさんの豚肉と生姜の中華風おこわが出てきました

おこわというと長時間蒸して作った記憶があったんですが、このレシピはなんとレンチンで作ると。
昭和な人間なのでかなり半信半疑でしたが、無事に作れました。
しかも新年会の持ち寄り用で作るため、レシピ記載の倍量、もち米4カップ。
レンチンの時間はレシピ通りで大丈夫なのか増やすべきか悩みました。
結果としてはレシピに記載通りの時間で無事に出来上がりました。
レンチンする前にフライパンに入れた材料を水分飛ばすまで火にかけたりするので
それなりに手間はかかります。
生姜がきいてるレシピです。イノシシ肉は一センチ角くらいだったんですが、もう少しだけ大きくごろっとしても
いけたかもしれません(レシピには豚肉7ミリ角となってました)。好みの問題ですが。
イノシシ肉はプリッとしていてちょうど良い歯応えでした。

そしてこれを書いている現在、二日酔いです。

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# by riprigandpanic | 2023-01-03 19:46 | 小豆島ももんじ組合

更生を考える本

「女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい」
村中李衣 中島学 かもがわ出版
更生を考える本_c0190053_15183137.jpeg



村中李衣さんに出会ったのは高校生の時の進路指導なのでかれこれ四十年近く前になります。

当時から児童文学の書き手であり、長期入院患者の子供に絵本を読む活動をしていたと記憶しています。しかし私は長いこと絵本を読むと言うのをある種の慈善活動というかボランティア的なものとして受け止めていたように思います。私は絵を描くのは大好きだったくせに子供のとき絵本をあまり与えられてなくて、絵本を飛ばして児童文学を読んだので、絵本を読むことに特に思い入れもなかったのです。お恥ずかしいですが、そして今更ですが絵本が持つ力に慄くことになります。

今回の本を非常に興味深く読んだのは、絵本の読み合いを受刑者の更生プログラムとして活用したという点。
犯罪被害者になって以来、受刑者の更生プログラムにについて知りたいと思っていました。一体何をどうしたら法に触れる行為をしてしまう人が社会に復帰できるようになるのか。変わるってどういうことなのか。

本の中で再現されているプログラムの様子は実に繊細でした。
離れて暮らしている自分の子供に向けて絵本を読み、録音して届けるという試みの中で
声に出して読んだときにどこに躓き、違和感を感じたかを汲み上げ、受刑者が抱える屈託や葛藤に寄り添い、
グループのみんなで一緒に考え、乗り越えて読み、録音を完成させる。

長年絵本を読んで読み合ってきた李衣さんだからこそ、些細な変化に気づくことができることも多いように思え、プログラムとして多くの人が使うことができるのか疑問に思う部分もあります。けれども
こうして築いていくのか……と胸に迫るものがありました。

試しに自分でも絵本(ショーン・タンの「いぬ」)を声に出して読んでみたりして。やっぱり声に出して読むというのは黙読とは全然違う、身体を使う実に面白いものなんだなと知りました。

使用する絵本のセレクトには相当気を遣っていて、家族というものに負の感情を持つ人でも共感できる内容のものを厳選。父母がペアになって出てくるもの、家族団欒、母親が家事をしているシーンなどがあるものなどは慎重に検討したとのことです。
ぜひ多くの人に読んでほしい本です。

刑務所は罰して懲らしめるところというイメージがありますが、
それでは出所しても社会復帰できずに再犯して戻ってきてしまう。
更生教育をいかにしていくかが、これからの鍵となると思っています。

その中で、性犯罪やストーキングなど新たな被害者を絶対に出さないためにも、専門の更生プログラムが絶対に必要なのだと思っています。

# by riprigandpanic | 2022-12-22 15:20 | ストーカー規制法関連