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流れの外にいたりいなかったり

先日漫画家の久世番子さんとお茶しました。

「神は細部に宿るのよ」刊行おめでとう、そうだおめでとうついでに
あーしのだれも聞いちゃくれないお洋服のぐだぐだ話を聞いてくれ
聞いてくれったら聞いてくれえええ
のつもりが暑かったりして
うかうかしているうちに次の新刊がでたんだそうで
おめでとうございます。

わざわざもってきて下さったのでした。すいません。ありがとうございます。
ハトちゃん……。ハトちゃん好きです。涙出るくらい好きです。
冴えない中学生時代を思い出します。


ヤンキーとか、ポップティーン(て今あるのか?)とか、
サブカルでも、エコでも、ケラでもロックでも、
なんでも、
なにかのくくりに
入らないで青少年期をすごそうとすると、
たいへんこころもとなくなる時代であります。
ただ、誰かが好きだから自分もではなくて、
自分の心のおもむくままに好きなものを好きに愛でておりますと

どういうわけか浮くんですよ。
この情報化の資本主義の肥大した時代ですから。
とくに学校という箱の中では。

ハトちゃんもきっとそのままもう少しすると、婦女子と呼ばれるくくりの中に
自分をはめて、コミケに好きな既成キャラ同士を動かして別の話をつくるような漫画を
描くようになるのかもしれない。ならないのかもしれない。
でもまだ、ちょっとだけ自由。だけど、不如意な感じ。

なんかそれがすごくかわいらしくて、いじらしくて、ハラハラして、好きです。

自分にもそういう時代があったと、ひとくくりに言うには恥ずかしいな。
もっとどす黒かったので。でもハトちゃんな部分もありました。たくさん。
えーとドッジポールは避けまくってましたか。
きっと多くの人がハトちゃんな部分を抱えていたんだと思います。
くくりの中に入って楽しそうにしている子でも。


番子さんのやさしさがにじみ出た作品であります。
続くといいなあ。

ひねもすハトちゃん (WINGS COMICS DX) (ウィングス・コミックス・デラックス)

久世 番子 / 新書館




ある種のわかりやすい(排他的でもある)くくりの中に自分をはめ込むという行為は、
ありゃ自衛手段でもあったんだなと、今にして思ってみたりしました。


そういや服の話ですが
番子さんはやはり服に人一倍のこだわりがある女子でございました。
おもしろかったです。





漫画ついでに
柏木ハルコが今出てるフィールヤングに短編描いてる。
この人はやはり面白い。女性誌、違和感なしだった。
長編描いてほしいなあ。無茶な設定のぐだぐだの濃い恋愛ものを。
by riprigandpanic | 2010-11-10 16:24 | ほんっ


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