20日は
「綺想礼讃」
国書刊行会 刊行記念で、
松山俊太郎氏と
神保町東京堂書店で安藤礼二氏とトークイベントがありました。
松山先生はあーしが学生時代英語を教えにいらしていて、
着流しで国学院のキャンパスを歩く姿は異様な存在感を放っていらした。
鎌田先生らと一度だけ同席したときも、隣の女生徒の乳房を顔色一つ変えずに、ちゅうかその女生徒の顔すら見ずにぺ、ろーーーんと触っていらした。
あまりにも当然のような風情に女生徒もわたしらも茫然。
鎌田先生にいたっては「いや、うらやましい」とか言い出す始末であった。
いちおう当時もセクハラという言葉はあったような気がしますが、もうね、そんな次元の触り方じゃないことはその場にいた全員が納得していたような。
というのがもはや二十数年前のこと。
とうじから伝説の怪人でした。
ハードスケジュールを押して東京堂書店に行くと客はなぜか男性ばかり。
怖いので一番後ろから先生のご尊顔を仰ぐ。
ご自身の経歴を何もしてきていないとばっさり謙遜し、しいていえば酒を飲んで、猫を殺してきたことぐらいでしょうかねと続けるその発言が聞けただけで来た甲斐があったような。途中あまりの疲労にちょっと寝てしまいましたが、とてもたのしいトークを聞けて嬉しかったのでありました。