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豚飼いへの道

獣医Hさん来訪。

ドアをあけると、伸がすらりと出てきてHさんにすり寄る。歓声をあげるHさん。多頭飼いではなかなかありえないよねえ。撫でると腹を出して寝そべる。はしゃいで運動場を走るし。人受けの良い豚だ。名親が愛想を振りまいているところをあーしは見たことがないんで、まあねえ。そんなもんかな。

一方秀は、例によってマイペースにでてきて、マイペースにあちこち嗅ぎまわる。全然人に寄ってこない。鼻の長さでいえば伸の方が短いのに、なぜか餌を頭からかぶって粉粉になってる秀。
昨日また伸をいじめていたんだよねこいつは。伸の耳の後ろにまた新たなかみ傷が。まあ一番あたしがイメージしていた豚ってかんじなんだけどね。
これまた名親は凶暴とは真逆の、繊細な方なのである。

夢、昨日に引き続き出てこない。昨日モクローに見せようと無理やり出そうとして逃げ惑われたんで、今日は放っておく。ドアの陰から外をうかがっている。二頭が楽しそうに遊ぶのをじっと観ている。陰気な。放送禁止用語満載のマシンガントークで常に場をかっさらう名親が泣くぞ。

小屋に入っておがくずのトイレのところを掘り返していると、夢が寄ってきてつんつく甘えてきた。後ろの脇から顔をだして甘える。かわいいんだよ。あんた、本当に内弁慶だね。背中にのってちんこすりつけてきた。背中にのせたままドアに近づいて、えいやっと前足を外に出し、ケツを持ち上げておとす。夢、ケツをさげたまましばらくびびって動けず。そう、初めて来た時もそうだ。こいつは新しい環境になじむのが遅いんだ。ビビりなんだねあんた。しばらく目線を落として緊張していた。最後にはリラックスしてあそんでたけど。


十分遊ばせたあとで、小屋に入れる。昨日は全員暴れて大変な阿鼻叫喚になり、モクローにものごつくかっこ悪いところをみせたあーしである。が、今日は全員をまるで熟練羊飼いのようにさらさらとみちびくことができた。すばらしい。Hさんに見栄はれたぜ。えっへん。
by riprigandpanic | 2009-06-05 16:17 | エエ市だより


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