モクローようやくのエエ市入り。エエシネマで待ち合わせて、「グラン・トリノ」を一緒に観る。おそらくあと一年もたないのではないかと思うシネコンです。いる間はどんどん応援することにした。
「グラン・トリノ」はほんとにすばらしい映画だった。五十年代で頭が止まっちゃってるような白人の差別主義者の頑固爺が、隣に越してきたモン族の少年と出会って、彼に、自分のアメリカを引き継がせるまでの話。全部なんかとても聞き取れないけどすさまじい差別語と罵りの応酬でしか描き出すことができない、繊細な交情。
とまどい。迷い。照れ。憐み。共感。悲しみ。感謝。寄り添い。慰め、尊敬。そして自尊心。
泣けた。ほんとうにクリント・イーストウッドは、すごい。

モクローにあーしのグラン・トリノを見せる。いえまあそれほどのもんじゃありませんが、農家の魂を込めますスズキエブリィバン。その直後映画館の駐車場から国道に出損ない、よくわからないすれ違い不可能な農道に突入。無事に家にたどり着いたときにはモクロー汗びっしょり。
家を見せびらかしたあと、疲れて夕寝。どこでもすぐに寝る男。カエルが入ってくるからと、網戸をぴちぴち閉めまくってるのが笑える。
夕ごはんは歩いていけるところにしようと、ピザ屋にいくが、休み。で、隣の隣の焼き肉屋に。うまい。くやしいがモクローはうまい店を探すのが上手い。あたしはいつも自信がなくて、平均点の店でいいやと思って二十点の店を引き当てる名人です。まだエエ市で自分ひとりで勝手に入った店でひとつも当ててません。毎回具合が悪くなる味を満喫しています。ま、エエ市の皆さんに聞くとうまい店教えてくれるからいいんだけどさ。