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なぜ君は総理大臣になれないのか

ドキュメンタリー映画
「なぜ君は総理大臣になれないのか」
動画配信があり、視聴しました。
とても面白かったので、ちょっと書きます。

私の居住地小豆島は映画の中にも出てきますが香川1区。
この映画の主人公である衆議院議員..小川淳也氏が生まれ育った選挙区です。
私が小豆島に引っ越してきたのが2014年。
島内の知人からある日電話が来て
応援している政治家の人が島に来ているんで
ご挨拶回りに寄らせてもらってもいいかと言われてどうぞと答えたところ、小川淳也氏の配偶者の女性がご挨拶に見えた。
その時の印象は、そうか田舎に住むと政治家が近くなるんだなあ
くらいのことでした。初対面同士でこちとら引っ越してきたばかりなので地方の問題点なども実感することもまだなく、海が綺麗くらいしか
頭にないわけです。しかもご本人でもなく。政策の話をするわけでもなく。でもわざわざ来ていただいて。ひたすら頭を下げられるのも苦手で。とても感じの良い女性でしたが。
こういうのってなんなんだろう。ちょっと引くなあ。
というのが正直な感想でした。すみません。
しかしそれで名前は覚えた。
香川に生まれ育っていたら真っ先に覚えるであろう?平井卓也氏(四国新聞・西日本放送オーナー一族出身の自民党議員。今やワニの人として全国区で名前を覚えられることに)の名前より先に覚えた。
こういうことが大事というか、こういうことをやっていくしかないと思いながら続けていらっしゃることを
映画を見て知るわけですが。。。


島内にはあちこちに小川淳也氏のポスターが貼られていて
もちろん平井卓也氏のポスターも貼ってあるのだけれど、名前を覚えると目に入るものです。でもそれでだから?という気分の方が大きかった。
お恥ずかしいことに彼の評価を変えたのは、マスコミのなんていう記事だったのかなあ、日本を変える100人みたいなのに選ばれていたことでした。そういう志があって、しかも官僚出身だったのか。と。
今の日本を変えていきたいという強い志がある人だったのね。
知らなかった。チラシって伝わんないなあ。
以来、彼のことを注視するようになりました。
そして2017年9月、民進党党首前原誠司氏が希望の党との合流を発表。いやその前になんで枝野さん(昔々まだ党の役付になる前に年金問題での国会質問で惚れて以来ウォッチしていた)が党首にならなかったのかなあとヤキモキしていたところに、ええええ、希望の党と???となった。
小川淳也氏はどうするんだろう。
と思ったのは、香川1区の住民だからですよそりゃ。
これは辛い選択だろうなあ。
でも選挙民にとっても辛いですよ。小川氏に票入れたいけど希望の党は・・・。
とか思いながら土庄町のマルナカに買い物に来てみたら、
駐車場に小川淳也氏の街宣車が止まってた。
党の名前を全部隠して、演説している。
なんて愚直な人なんだろうと仰天しました。
私は選挙活動のやり方というものには相当疎いのでよくわからないけれど支持者の方々に会いに来たのだろうなあと思った。
でもそれなら街宣しなくてもよくないか?
こっそり根回し的に有力な人にだけご挨拶するもんなんじゃないの?
身の振り方を決めてから演説するならまだしも。
前原氏についていくのか
無所属になるのか
しかもどう考えたって彼のせいじゃないことで進退極まっているというのに、小川淳也ですと叫んでいた。
一番大変なときに、島に来てくださったことは
忘れないでいましょうと思いました。
他の島民の方はどう思ったのでしょう。
その後の変転を経て、
国会で質疑に立つ姿を見たとき、聞いたとき、本当に本当に嬉しかった。
思った通りのことを言ってくださったから。
やっぱりあれが一番何考えてるのか国民にわかるし伝わると思います。特に素人には。そしてその機会を得ることが、本当に大事だということも。国会議員になれたらオッケーじゃない。大きな声を持てないと、何も変えられない。そのために党がある。でもその政党ってのは必ずしも自分の信念や考えてること変えていきたいこと全てと合致するとは限らない。。。
映画は、自分が選挙民として見てきた(ほんの数年ですが)小川淳也の姿を補強する形で進んでいきました。大島監督は政界をよく知った上で彼に目を付け、追いかけたのでしょうけれど、これまでテレビや新聞などで報道される政治の、永田町話と比べて格段にわかりやすく、身近に、面白く描けていました。監督の政治家とはこうあるべきという信念もヒシヒシと伝わってくる。革命的な政治ドキュメンタリー映画です。それもこれも小川淳也氏という類稀な"青臭い"政治家がいたからなんですけど。
絶賛されている小池百合子のノンフィクションも、彼女が政治家になってからをもっと綿密に描いて欲しかったと思う。彼女を信じて地獄に蹴り落とされ消えていった政治家たちのひとりひとりの光と陰をもっと綿密に描いて欲しかったと心の底から思う。
映画配信後のトークで田崎史郎氏が
政治家は変節しても良いと語っていたのがとても印象的でした。
なかなか深いです。
清濁併せ吞む、ができない。やってみて向いてなかったとわかってしまうというか。。。でもだからこそ私は小川淳也氏のこれからを見守っていきたいと思っています。
実は一度、無所属になってからでしたか、
少しだけ小川淳也氏にお目にかかったことがあります。
獣肉処理場を見に立ち寄ってくださいました。
あのとき(希望の党のゴタゴタのとき)島に来てくださったとき、お見かけしました。あの姿が忘れられませんと言ったらものすごく微妙な顔をされましたw
言葉足りなかったことを後から反省しております。

# by riprigandpanic | 2020-08-03 09:54

獣肉を売り始めました。

なんだか突然獣肉の販売を始めましたね
と言われることが多いのですが、ズーーーッとやらねばねばと思い続けて、様々な挫折と調整を経て、ようやく色々整ったという次第です。クラウドファンディングで支援していただいた方々にはお待たせしてしまい本当にすみませんでした。


現在、Facebookの「小豆島ももんじ組合/内澤旬子 」の頁にて販売しております。

https://www.facebook.com/pg/小豆島ももんじ組合内澤旬子-112067820363456/posts/

よろしくお願いします。


さて、Facebookの方にも同じこと投稿しておりますが、こちらにも貼り付けておきます。


色々試行錯誤した結果として、
私がここで提供する肉は、営業許可を得た以上、
健康な個体でしかも素早く血抜きを行なった、
肉としてきっちり美味しいものではあります。

が、高級レストランに納入されるべき条件を満たしている超高級肉かと言われれば、

そうではないかもしれません。よくわかりません。

色々なフレンチやイタリアンレストランで「ジビエ」を食べましたが、どこからが高級肉で、どこからがそうでないのかというのが、分かるようでわからなかったのです。旨い不味いや作り手の技巧が凄いとかそういうことは分かるんですが。こちらの体調や一緒に食べる相手にも左右しますし。合わせる酒がうまいとそれだけで結構美味しく感じるときもあり。

そういう味方面のこととは別に、大きさと形の問題もあります。小さい鹿ですと見栄えの良いステーキにはならないかもしれないとか。そこも調理人の工夫次第でいけるのかもしれませんし、選り好みされてしまうのかもしれませんし。

うちではフルタイムで肉の受け入れができないので、肉としての状態が良ければちょっと小さな個体でも取り扱います。つまり捌きます。

今はたくさんの獣肉が全国で捕獲され精肉されて、首都圏に流れています。そんな中で東京の高級なジビエ料理を出すお店に営業をかけてもなあ、どうなんだろうか・・・と思ったりして。で、私ができることしたいことはなんだろうかと考えました。

それは多分、肉とは本来どんなものなのかということを知ってもらうことなのかなと。それもこれまでスライスパックされた牛豚鶏肉しか調理したことない方などに、猪や鹿肉を調理して食べることで、肉ってどんなものなのかを感じて欲しいと思うのです。

野生動物の肉って、個体差が激しいし、味を一番に左右する餌も、地域差と季節だけで本当に語れるかと言われると、そうでもない。つまり基本的に安定しません。毎回少しずつ味が違うのが当たり前です。すでに猪のお肉を買っていただいた方はわかっていらっしゃると思いますが、分厚い脂肪は今のシーズンだけです。夏になると脂肪はほとんどなくなります。でもだからってお肉がまずくなるわけではなくて、また全然別の味わいがあります。

それから大きさが小さいと、各部位も小さくなるので、そうなるといわゆる豚のロースの形、とか、ステーキの形、とか、ヒレステーキの形、ほお肉の形、などが取れない。

これらの言葉でパッと思い浮かぶ肉の形、ほとんど一定の大きさですよね? お店で出すのに常に同じ形同じ大きさの肉が求められているからです。で、そのために市場に出回る豚はきっちり同じ大きさ重さに揃えるように生産されてます。牛は品種によって大きさが変わります。

昔、品川の東京都食肉市場を取材していた時に、豚の頭からカシラ肉をそぎ取る工程で、なんともいいようのない複雑な形になることに、すごく驚いたことがあります。頂いて帰って食べたらプリプリしてめちゃくちゃ美味しいお肉でしたが、カシラから削ぎ取られたばかりの肉は、美味そうとは思えなかった。自分の感覚に愕然としたものです。商品としては、ミンチにしてシューマイになると聞きました。

普段、私たちは、味も形も業者の方々の不断の努力によって恐ろしいほど均質化された肉を食べているわけです。それが悪いとか良いとか結論つける前に、まずはそれ以外の肉を触って、切って、調理して、食べてみませんか。

大きさもバラバラですし、鹿も猪も季節によっても食べ物が違いますし、味は変わります。

私自身も売り物として実際に肉を精肉し始めて、食肉とは肉屋とは何を扱っているのかが、ようやくわかってきたような気もします。

何を作っていいのかわからない、という方も多いかもしれませんが、基本的には普段のご飯にあう献立でいいと思います。
カツにしたり野菜と炒めたりで。もちろんリエットとかベーコンとか、かっこいい横文字料理に挑戦もしていただきたいです。

あ、もちろん小豆島内や香川などの近場の飲食店で扱っていただけたらそれはとても嬉しいです。
 
意外と地方の人の方が、猪や鹿の肉を食べない人が多い気がします。それは多分状態の悪い肉だったり調理法を間違ったりして食べてマズイ硬いという記憶しかないとか、そんなことだと思うんですけど。

よろしくお願いします。。

続きはまたいずれ。


# by riprigandpanic | 2020-03-02 19:28

色々お待たせしておりました。

おしらせでございます。

新刊のご案内です。
ストーカー本の次はとにかく楽しい本を出したくて、
こちらの本を出すことになりました。

色々お待たせしておりました。_c0190053_16245945.jpg
スーツの本です。
スーツ?
なんで??と思われる方も多いでしょう。
本の雑誌でずっと連載させていただいておりました。
平たくいうと、
友人知人中年男性たちのオケージョン(と言うらしい最近は)に

着ていく服が
ない!!
と言う結構切羽詰まった状況に

よっしゃ私が服を選んでやる!!

と安請け合いしたことが、始まりでした。
ノンフィクション作家の高野秀行さんが、講談社ノンフィクション賞を獲ったとき、
「カチン族の軍服で行こうかな」とか本気で言い出して、
担当した杉江さん(本の雑誌社)と一緒に
どうにかしないとやばいっしょそれは。。。と言う感じで。

我々中年世代の男性ってごく一部の人以外、服に興味がない、
と言うかお店に行くのが怖い、いやそもそも服を買いに行く服もない!!
人が珍しくありません。よね? 私の周りだけでしょうか。。

と言うわけで、服飾の本でありながら、凄まじく敷居の低い本となっています。

私自身もスーツを見るのが大好きとはいえ、
ブランドなんかまるっきり知らないわけですし、
どうやって似合うスーツを着せたらいいのかなんて、わからない。

わからないままに、すごく運のいいことに
必ず似合うスーツスタイルを提案してくださる
カリスマフィッター鴨田優誠さんに出会うことができて、
途中からはただの引率さんみたいな感じになってます。

鴨田さんが出してくださるスーツ、シャツ、ネクタイ、のどれもが
マジックみたいに素晴らしすぎて、
何度自分もスーツ着たいと思ったことか。
で、こないだ古着でタキシードジャケット買っちゃいましたけど。

と言うわけで、自分のもしく配偶者のオケージョン服、
どうにかしなきゃと思っていらっしゃる皆様に読んでいただきたいです。

杉江さんは思春期の娘さんにスーツ姿を「本当に岡田准一みたい」と褒められ、
高校の卒業式で
「一緒に写真撮ろう」と言われたそうで。
すごいことです。

読み終わる頃にはどうやってスーツを選べばいいのかが大体わかります。
必ず似合うスーツを見つけたくなること請け合いです。

よろしくお願いします。。。



# by riprigandpanic | 2020-02-10 17:13 | お知らせ

5月24日に発売となります

昨年5月より週刊文春で連載しておりました

「ストーカーとの700日戦争」

一章分の加筆をして、
五月二十四(と聞いているはずが二十二と表示されています。どっちなのかわかり次第また書きます)日に
文藝春秋社より発売となります。

どうかよろしくお願いします。
そして発売に先行しまして、話題を呼んだと自分で書くのもどうかと思いますが
連載当時好評につき動く中刷りにまで載せていただいた
第一章と第二章を、下記の文春オンラインで公開しております。
読んでくださった皆様のストーカー体験も募集しているようですので
併せてよろしくお願いいたします。


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190427-00011786-bunshun-soci
# by riprigandpanic | 2019-04-27 20:34 | お知らせ

無事に終わりました

週刊文春での連載
ストーカーとの700日戦争
無事に書き終えることができました。


週刊誌でここまで大量の文章を載せていただいたのははじめてのことで、
連載時から多くの反応をいただきまして、大変嬉しく励みになりました。
ありがとうございました。

来年、なるべく早く頑張って書籍にしたいと思っております。
どうかよろしくお願いいたします。

連載を終えてからしばらく脱力、鬱々しておりましたが、
今は加筆に向けて資料を漁り直しております。
50を過ぎた人間が「難しい」などと云うのも本当に恥ずかしいのですが、
刑法も医療観察法も、精神医療関連の用語も、全部難しいです!!
これまで「好き」なテーマを好きに書いてきたのですが、今回に限っては、
「必要」に駆られて書き進めております。
んが、あまりにも切実に必要なため、
専門用語も何とかかんとか頭に入ってくるんだから、人間不思議なものです。


今読んでいるのは、「治療的司法の実践」という本です。


これ、逮捕前に読みたかった。そしたら地検の検察官との面談で、
もう少し知的に話ができたかもしれない。
2018年10月刊行の本ですので、不可能ですけど。




# by riprigandpanic | 2018-12-29 01:28 | お知らせ