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移動するわたくし

移動手段、いまだに自転車。
ないも同然です。
日焼け覚悟で出かけねばならないし。

日焼けするとなにより周りにかならず非難がましく「焼けましたね」と言われるのが最近辛いっす。
そんなに変わるのかなあ。自分じゃよくわからんのですが。
ええ、あーしのメラニンはものすごく吸収がいいんで、
焼かないようにしてるだけなんすよ。
ちょっと屋外にでればあっというまに焼けます。
あーもーめんどくせえ。いいじゃん焼けたって。と思いつつ、
やはり焼きっぱなしにはできないという、嫌な感じの年頃。

そういえば、爪に塗れば鉄板だったessieの325番(うすいピンク)がね、浮くようになりました。
ううううううう。指も焼けたんだ……。マニキュアの色は、指肌の色味といかに合わせるかが肝だと最近ようやくわかったんですが(遅いよ)。わかったらわかったで、色合わせに関してはほら、一応うるさい職業だもんで、その能力をば、自分の肌に思いっきり投影しております。で、さまざま試した結果として、もう一生essie325番さえあればいいとすら思ったのに。ちょっと焼けただけでアウト。ぐわー。厳しい世界です。女子の道。降りたい。こんな夜は特に。やけくそで黒ラメに。こういう色はホントはみね子さんみたいなホントに白い肌の人がやる方が似合うのだが。あーしの肌はどんなに焼いてなくても黄色いからなあ。蛍光ピンクとか、ド赤とか、似合わないんだよなあ。

というわけで、外出できません。
夜歩くのは、車にひかれそうなのでもっと怖いのです。


移動手段をもがれたことで、こんなに落ちるとはというくらい落ちております。
まあ自分が悪いんですけど。

そんなときに怖い本がてんこもりに届いていて。あざーっす。
一気に読んでめちゃくちゃうちにいるのが怖くなる。くうううううううううう。

怪談実話 コメカミ草紙 串刺し (幽BOOKS 怪談実話)

平山夢明 / メディアファクトリー


怪談実話 黒い百物語 叫び (幽BOOKS 怪談実話)

福澤徹三 / メディアファクトリー

嗤う男 (双葉文庫)

福澤 徹三 / 双葉社

んが、途中で居直りましたよ。
だって外にも行けないんだもん。知るかよ、勝手に湿った風でも吹きさらせ。




くさくさしたときは、お洋服のことを考えるのが一番。うふ。
心は秋冬ですよ。ふふふ。

あーでも今年は細かいものを買わずにブーツとコートにガツッと張ろうと思ってましたが、
greenがなくなっちゃって、大ショックですわ。うううううううううう。いーつーのーまーにー??
トレンチ買おうと思ってたのに。それと、下半身サイズダウンしたから、ワンサイズ下のデニムを試そうと
思っていたのに。ううううううううううううううう。結構依存度が高かったのだと、なくなってみて思いました。green。まあ、お金もないし、ね。


夜明けごろ、どうにも家の中にいるのが気持ち悪くて外に出る。
と、あかるくなりかけた空に三日月。
こざっぱりした気分になる。
by riprigandpanic | 2009-08-16 17:39 | どうでもいい日常

アータウちゃんが逸れてくれてたすかった。

打撲の表面はむこうずねの擦り傷。
エンタメノンフのみんなで犬吠埼に行ったときにも躓いて同じような擦り傷を作ったのだが、これが完治に一か月かかり、さらに跡が黒ずんで痣のようになってしまった。

で、今回の傷は、湿潤療法というやつにしました。
今は当たり前になってるようですけど、これ、革命的です。
擦り傷なんて大人になって十年くらいつくらないでいて、子供もいないと知らないまんまの人もいるでしょうから書いてみました。

消毒薬を使わない。水道水でよく傷を洗う。石鹸でも洗う。傷を乾燥させないように、サランラップで巻いておく。

これだけです。まだ打撲が痛くて膝がつけないというのに、傷口はとんでもない勢いで治ってきましたよ。風呂も普通に入れるし、とてもいいです。被災グッズの中にサランラップを入れておけという話をきいたことありましたが、たしかに。ばんそうこうよりもいいと思う。

しかし打僕は打僕なんで、豚にすり寄られたりすると悲鳴上げますわ。痛いからあたしの脛で背中掻こうとしたりしないで!!





友人が車で来てくれました。食料などの買い物、助かりました。ありがとう。

ひとりは「自然児」という言葉がぴったりの、三十代後半男子。Kちゃん。
「みぎてのほうがとくいなんだ」とかなんとかいいながら、伸二と夢のちんこを両手で揉んで気持ちよくさせたのちに三頭と一緒に柵の中で作業着を脱いでビキニパンツ一丁になって水浴びしてました。向かいのおやじがガン見してたので、いまごろはもう近所の噂になってると思います。
ここまで豚と芯から戯れてくれた人ははじめてです。たぶん今後もいないでしょう。ほんとうにありがとう。豚も喜んだと思う。特に伸二は。あーあ、あたしにしかちんこ触らせなかったのに。Kちゃんの技に溺れたか、伸二よ。もっとやってくれってゴウゴウ鳴いたらしいじゃねえか、おい。

Kちゃんの彼氏はとっても物静かな人で、Kちゃんが豚にまみれて大喜びしているのを静かに眺めていた。凄い人だなあ。

豚と別れを惜しむKちゃん。次逢うときは肉なんだねって語りかけてた。とんかつとワインが大好きで、そしてからだの声をきく達人。あーしの身体関連項目の大事な師匠でもある。
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それと能町みね子さんも来た。男子二人が寝静まったあと、能町さんと枕を並べてガールズトーク。
というと、なんだかとってもかわいらしいかんじであるが、我々二人が枕を並べてかわいらしくなれるわけもなく。どくだみ茶よりも渋く苦く饐えた話に花咲く。とんでもないことでもみね子さんになら話せるのは、やはりおたがい改造人間だからなのか。いやでもなんとかはるかさんと枕並べてもそんなに話盛り上がらなそうなきがするけどなあ。われわれの人様から理解されないまでにねじくれた韜晦は、改造とは関係ないかねえ。溜息。

そのあと海に行ったら十台くらい街宣車が止まってて、バーベキュー大会をしていた。なかなか見られない、見つめることもできない、希少な光景に鳥肌。みね子さん盗撮しまくり。さすが。



ひさしぶりにモクローが来たので気が抜けて寝込む。泥のように寝込む。
途中女物の下駄が土間を摺る音で目が覚めた。きたかとうとう。
んが、眠いので寝た。おとなしくしててください。

疲れた。疲れ果てた。立ち上がれないくらい疲れた。

しかしトミ・ウンゲラーの軌跡をじっくり読んで、全然甘いと思い直す。絵本を描きSM倶楽部を取材し、荒涼とした土地を耕し家畜をつぶして食べる男。
だれかのようになりたいと思ったことは、生まれてはじめてだ。

あたしはトミ・ウンゲラーのように生きたい。
by riprigandpanic | 2009-08-11 08:02

豚は満月に呪う

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8月3日、ようやく三匹の屠畜日を決める。食べる会の日取りから逆算して9月15日とした。とにかく繁雑に決めねばならないことがたくさんある。が、とりあえずの骨格が見えてきてホッとした。とにかく何もかもを誰かに食べてもらわねばならない。蹄と鳴き声を残してすべてを。
 
 しかし三頭からとれる肉は推定180キロになる可能性も。すべてを料理したとてそれを食べてもらう人を集めること、それだけの場所を確保することは相当難しい。ということで足りない頭を絞り、考えた末に、一頭だけはとにかくくまなく喰うことにした。残りの二頭に関しては、肉のまま販売することにした。くわしくはまたいずれお知らせします。

 じゃ、どれ食べる?
 そいつだけ屠畜の翌々日に料理人のオーダー通りに切り分けて発送しないとね。そうだねえ、やっぱ夢だよねえ。三元豚だから味も平均的だろうし。まあバラバラにするなら夢でしょう。と、料理スタッフのSさんと一も二もなく合致。なにしろ最近の夢のルームメイト豚に対するDVぶりは度を越していて、豚を見にきたSさんたちも呆れていたのだ。とにかくすべてを自分のものにするために、暴れまくり、中ヨークの伸二が泣き叫ぶまで耳の後ろを攻撃する。その姿は本当に凶悪そのもの。あーしが一言「食べるかい?」と言うだけで小屋からマッハの速度ですっとんでやってきて、他の二匹を押しのける。

 というわけで、食肉公社の人が来た時も三匹を前にして
 「ええ、夢だけね、二日後にこまかくばらしたいんですよ。ええ、あとのはえだでとっといて、」なんて堂々と豚の前で言い放っていたのです。

 したらば。そのあとすぐに、夢の様子がおかしくなる。ふせの姿勢で動かない。すいかをやったのに食べようともしない。他の二匹に食わせ放題。心なしかのびのびしている二匹。いつもおとなしい秀があまえてきてスケッチブックを噛んだりとからんでくる。ああ、キミはいつも夢があーしに絡んでくるから、遠慮していたんだね。あらあら。かわいいなあ。
 それにしても一晩たっても夢の具合がおかしい。便が柔らかい。半下痢状態。呼吸もくるしそう。いつも凶暴でだれよりも暴れるので、気味が悪い。ど、どうしよう。偶然なんだろうが、なんとなく後ろめたい。
 あと一日具合が悪かったら獣医さんを呼ぼうかと思ったら、まるまる一日後には回復。立ち上がって寄ってくるようになった。ああひと安心。

 じゃ、おかあさんは原稿書きに外に出かけてくるからね。バイバーイと車に乗って出かけたのが満月の晩のことでございました。
 そのまま某カフェで閉店まで粘ってスペリオールの原稿を書き、あと少しで終わるので海岸に移動して月を見ながらおしまいまで書いて、送信。さ、帰ろうと海岸からバイパスにでるときに、助手席のパソコンと携帯がちょっと不安定な状態にずれていたので手で直そうとして、ハンドルを切りすぎました。

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 標識に激突し、左半身を打撲いたしました。深夜にね。わが愛車、グラン・トリノは再起不能となりました。このくそ忙しい時に自爆事故です。手続きに忙殺されております。はーははははははは。

 不思議なことにパソコンは無事でしたよ。

 呪われたのでしょうか。恨まれたのでしょうか。もともと夢は凶暴な割に一番怖がりな豚なんですわ。
 ま、いつでもとり殺してくれて構わないんですけどね。とりあえず、食う会が終わってからにしましょうや、ねえ、夢。あたしがいなくなってもあんたがつぶされる運命は変わらんのだから。あたしはおまえをちゃんとくまなく残さず人の口に入れるよう頑張るよ。
by riprigandpanic | 2009-08-09 19:32 | エエ市だより

狂っているのは誰か

新刊も出してないのにお座敷がかかったので
トークに出ます。

宮田珠己×高野秀行×内澤旬子トークセッション
『スットコランド日記』宮田珠己著(本の雑誌社刊)と『アジア未知動物紀行』高野秀行著(講談社9月1日刊)の発売を記念して、トークセッションを行います。

会場にはエンタメ・ノンフ三銃士のひとり内澤旬子も駆けつけ、「たぶん豚の話?!」を展開する予定。まったく予想がつかない3氏のエンタメ・ノンフ的人生に迫ります。

開催日時 2009年9月2日(水)午後7時~
会場 ジュンク堂書店新宿店8階喫茶
参加方法 お申込は、ジュンク堂書店新宿店7Fカウンターにて。電話予約(03-5363-1300)も承ります。

入場料 1000円(ワンドリンク付き)
問い合わせ先 ジュンク堂書店新宿店 TEL03-5363-1300




実はもうおひとり、新刊を出された方の版元からトークの相手として打診を受けておりました。八月以降の上京に関しては、とにかく豚の餌の食いが早すぎてどうなんのか読めないので、

「豚小屋の掃除と餌やりをする人員を一人派遣してくださるのならば東京に行きます」

というお返事をしております。大真面目の返答です。が、前述の版元様は断りの方便と勘違いされたのか、以来メールのお返事がありませんので、話は流れたものと思われます。んが、ここで「なんだよ、こっちのトークには出るじゃないか」と思われるのが心苦しいので以下の事情を書きます。

 高野さんの新刊の版元である講談社の担当編集者ノリピー(仮名)は、伝説のロボトミー編集者として名をはせていらっしゃる方であります。彼の逸話は極秘の文書として書き手の間をチェーンメールのように、しかも一行ずつ逸話を増やしながら、回っているとかなんとか。しかし彼は今回著者の高野さんを社カメの森さんに押し付け?我が豚小屋にはるばるいらして一晩の留守番豚小屋掃除をしてくださるというのです。そんな条件を出すあーしが狂っているのか、それをマジで受けるノリピーが狂っているのか。
 そしてなにより高野さんに担当編集者不在でいいのか、それくらいならばミヤタマ部長と二人で話せば済む話じゃないのでしょうか、と聞いたところ、

「おれも奴の顔を見たくないから、ちょうどいいよ。ミヤタ部長とは話しすぎてもう話すことないし」

というので、んじゃまあお言葉に甘えて馬鹿話でもしにうかがいまっさ。ということになったのでした。


よくそういうことを平然と依頼するなあ、おい、という頼みごとをされることがよくあります。大抵の場合はその人と深い面識もなく恩も義理もないわけで、そういう場合には金銭で調整するしかないわけで、あんまり楽しくもない交渉というものをせねばなりません。んが、金銭で調整しきれないことも非常によくあります。そういう時に金以外のことを、金以上のこと、とびきり面白い情報だったり、人脈だったり、地道な労働力だったり、を提供できる人に、あーしは弱いです。今回条件を提示したのはあーしのほうですが、真に受けて立ったノリピーの心意気を買おうと思います。たとえ高野さんに
「彼はぜったいウチザワさんの豚を逃がしてしまうだろう」といわれていても。

大丈夫、扉に南京錠かけて、鍵持って上京しますから。出入りは柵を乗り越えてね☆ノリピー。うちの夢はマジで膝裏に激突して人を転ばせようとするから、気をつけてね。
 

あ、今月某ムックの取材での上京は、そこの編集部に出入りしている若いライターさんがお留守番しにきてくださることになっています。ここの編集者も狂ってるかもしれません。



それにしてもミヤタマ部長のスットコランド日記http://www.webdoku.jp/suttoko/の7月9日を読んで唸ってしまった。まるで逆だ。ミヤタマ部長とは本の趣味はかなり合うのだが。
あーしは高校生の時も大学生の時も、将来自分はごく普通に結婚して家庭に入って子どもを育てるごくごくつましくささやかな、けれども安定した、それこそがかけがえのないものだと自負できる人生を送るのだと思っていた。大海原に漕ぎ出すなんて、想像すらしたことがなかった。ひろびろとした未来なぞ自分には不釣り合いだと思っていた。当時出会った人に将来の豊富を聞かれて「サラリーマンの奥さん」と答えてよく不気味がられたから、とてもそういう人生を送るようには当時からできてなかったようなのだが、本人は頑としてそうなるものと思い込んでいた。

それから二十年経ち、結婚はしたけれど、当時思い描いた「所帯」から遠くかけ離れ、廃屋で豚と暮らしている。望んでしていることとはいえ、こんなんで人生良かったんだろうかと、日々呆然としているのも事実である。イメージとしては砂漠の中に一人で立ちつくしているという感じである。右も左も前も後も、来し方も、進む先すら砂嵐の中にあり、まるで見えない。一歩踏み出したらサソリを踏むのかもしれない。

たぶん平均的な日本人女子よりハードボイルドに生きてるんじゃないだろうか。ま、人によく笑われるので、ハードボイルドとは言えないのかもしれないが。ふん、笑いたきゃ笑え。そして「所帯じみてない」からといって、溌剌とかっこよくしているのかと言えばまったくそうではなく、日々うんざりして面倒くさくて、疲れて、何かに怒っているのだ。なにしろ「死にやがれ」と「ぶっ殺す」と「あー早く死にたい」を口癖にしているのだから、とても幸福とは言い難い。

それではかつて抱いた「サラリーマンの奥さん」にあわよくばなりたい、もしくは、なればよかったと今も思うかというと、全くこれっぽちも思えず、なるようになったのだとは、思うのである。だから、砂漠に立つのはかまわないというか、もうしかたないのであるが、せめて砂嵐は止んでほしいものだと思う。どこに進むのかくらいは見ながら決断したい。

ミヤタマ部長のマネをしようと思ったんだが、全然似ませんでした。とほほー。

次回衝撃の告白をいたします。タイトルは 豚の呪い。
夢に呪われちゃいました☆えへ。
by riprigandpanic | 2009-08-08 00:08 | お知らせ

ナイトメア・アフター・ナイトメア

 風営法が厳しくなったため一時でお店は終わります。二件目のスナックで魔物を堪能して、そのあとラーメンを食べてから家に帰って倒れるように寝る。が、平山氏は明け方の豚を撮影するらしい。もう朦朧としていたのであ、どうぞ勝手に。ドアは慣れないと豚が逃げるから開けないでね。柵を乗り越えて出這入りしてね。と言い残して沈没。


朝起きたら平山氏はタクシーを待っているところで次の取材先にと去って行った。

いい写真は撮れたんだろうか。

で、小屋を振り返って愕然。う、うんこが。うんこが。うんこがあーしの作った下水路に点在している。は?どういうこと?運動場の床は、あーしが苦労して傾斜をつけてコンクリを敷いてあって、おしっこが柵の外の囲いにたまるようになっている。そこから細い道をつけて、
脇の茂みのところの穴まで誘導してあります。ここに水分だけ流れるようにしてあるんです。うんことか泥は外の囲いに押し出してから掬って家の脇に掘ってある穴に埋めてんですよ。
豚は百頭以上の飼育になりますといろいろ条例に従わねばなりませんが、三匹なのでなにをどうしてもいいんですが、一応いろいろ気を使って、汚水は穴に貯めたあとで、柄杓ですくって四メートル先の合併浄化槽に入れてます。ここまでポンプで自働に送れないかとかいろいろ考えたんですが、難しくて、四メートルの距離を、塩ビ管でつないで傾斜をつけてと、まあ説明するとめんどうくさいんですが、とにかくなるべく固形物を抜いた形で汚水を入れてるわけ。浄化槽にいるバクテリアくんの負担軽減のため。まーね。店を切りまわしていた時の客の糞便の処理量を考えれば、豚三頭の糞くらいなんとかなるとはおもうんですけどね。糞にもみ殻とかおがくずなどが混ざりますので、あまりよくないかなーとか思ってさ。埋めてくそ虫ダンゴムシに頑張ってもらってます。
 
話を戻しますと、どうも平山氏は勝手に水をつかってうんこをじゃんじゃか流してしまったのでした。どんだけ水を流したんだか、細い溝道はもみ殻まじりの汚泥で一杯で、そこに点々とうんこ。穴はうんこ水がたんまり。いよーくーもーおおおおおおお。日焼け止めを塗るのも忘れ、あわててうんこと汚泥をしゃくり出して埋める。うんこ水はやはりいつもの五倍くらいうんこ臭い。こんなの放置したら匂いが出て近所にやばいから、あわてて合併浄化槽に柄杓で移す。ひいーらあーやあーまーあああああ。ふーざーけーんーなーああああ。

と朝一番に怒り狂うあーしにビビってHさんとGさんは、汗まみれになって家の脇の草を刈り、穴を掘り進めてくださった。二日酔いの中。ありがとう。ありがとう。ありがとう。助かりましたよ。で、二日酔いがさらにぐるんぐるんになったところで(あーしは仕事してました)三人で展望風呂に行き、展望座敷でブランチ。ホントは朝食もパンチのきいたこてこてのところに行くはずだったんですが、やすみでしたので。移動中、展望風呂に行く途中でラブホテル白亜の看板を発見しましたよ。へーえここかあ。無駄な知識が増えました。

 で、みんなで展望座敷でふうーっとご飯食べながら、平山、あいつあれでほんとに仕事になってるわけ??カメラマンってジャーナリスト系はさておき、雑誌の仕事してるひとはみーんな如才ないし、ひとなつっこいし、女にやさしくまめな人が多いじゃん? あの人そういう要素なにひとつないじゃん。

いや、あれであの人ナイーブで傷つきやすいんですよ。

そうだろうけどー。だからなによー。まあ面白いんだけどさあ。
Hさんってなに、変わった人が好きなの?え、あたしもその一人なわけ?
ええええええええええ。ええええええええ。すっごい心外。


 と、彼のことを話しまくっている時に当の本人から電話。さきほどはどうもとかそういうあいさつ電話なのかとおもたら、うちに充電器をわすれたんだと。ううううううううううう。HさんとGさんは帰りを遅らせてもう一度うちに戻ったのでした。ほんとにご苦労様でした。
 平山カメラマンよ、うちにもう一度うんこ掃除しにきやがれ。ついでに草刈りと穴掘りもな。撮り逃げは許さん。で、白亜の部屋の中撮ったら写真見せろ。いうまでもないけど、中に入るのにはHさんを連れて行けよな。あーしは絶対つき合わないから。

 というわけで、スペリオールのネタのため、夜、エエ市の魔女たちが跋扈するボトムエンズなスナック巡りに付き合ってみたい、打たれ強く、こわいもの好きな男子を募集しております。飲み代はおごれません。むしろおごってほしい。高いんだもん。なんのおかまいもできません。すいません。夕方集合で夜中に帰ってきてうちに雑魚寝です。でもきっと忘れられない夜にはなりますから。夏の思い出がほしい方はぜひ☆
by riprigandpanic | 2009-08-04 03:41 | エエ市だより

グレイトフル・クレイジー・デッド・ナイト

小学館ビックコミックスペリオールにて
「ひとガキ」という連載をしております。

最近こもりっきりで豚の世話と原稿に追われておりますので
ネタが尽きてまいりました。

で、伝統なんですかね、漫画編集者さんはそういうところのフォローがとてもマメですね。ありがたいです。エエ市のボトムエンズなスナック巡りツアーを敢行しましょうということになりました。ええ、まあ担当Hさんの夏休みのための前倒し締切に協力するっていうことでもあるんですけどね。Hさんの家庭円満のために。締切は二日後です。待ったなし。ストックもなし。超やばい。

看板見てて行ってみたいスナックがやまほどあるんですよ。ここには。親不孝通りなどという道もあるのです。

こちとら金曜日に徹夜明け上京して朝からぶっ通しで八件の打ち合わせと受け渡しとをこなして十二人の人と詰めた話をして、合間に原稿まで書いて描いて、丸一日気絶していたんですわ。

で、一日置いてもまだまだ身体がどろんどろんの状態の中で、スペリオール部隊到着。担当Hさんととがしやすたかさんの担当で、あの脇の切ない男心あふれるアオリを書いているGさん。それからなんだかあとからカメラマンの平山氏が合流したいという。

この平山氏、Hさんがとにかくあーしに会わせたがってて、豚を撮ってもらいましょうといって、以前に都内の喫茶店で会ったんだが、とにーかく変な人で。グランドキャバレーとか、闘犬とか、見世物小屋とか、なんだか妙なもんばかり撮ってる。言動も不審。あーしはこう見えて案外エキセントリックな人が苦手なんで、引き気味だったんで、その後とりたてて連絡をとることもなく。だって豚なんて普通じゃん?とくに珍奇でもないしアンダーグラウンドでもないよ?屠畜だってそうだよ?普通のことだよ? ストリップとか見世物小屋と一緒にされても、なあ。と、まあ、あーしにもちったあある、「ノンフィクションライターとしての生真面目さ」を発動させてですね、いたんですよ。はい。

で、まあ来たいならどうぞということで、で、一軒目のすごい変な名前の、入ってみたら普通の居酒屋でがっくり、な店で飲んでるところに合流。「あ、どーも」と入ってきた瞬間から、エエ市の風俗、オネエチャン状況について、ここ十年くらいの流れと歴史を披露。駅からタクシーに乗ってる間に運転手さんに取材したらしい。す、すげえ。この人。昔はすごかったけど、警察が入って某国からのお姉ちゃんたちはちりぢりに、とかいう話ですわ。なんかあーしの住んでる店にも異国のおねーちゃんがいっぱいいた時代があったらしい。えー、だってあーしの家なんて、普通の座敷じゃん。いや、そういう普通の店で、売り買いがあったらしいですよ。そういうものです。えええええ。にわかに信じがたいおとぎ話のような風俗伝説が展開。ほんとかよ。ここで??

てなところで二件目のスナックに移動。目をつけていたスナック ニューカッパはとっくにつぶれていた。じゃあネオンの電気つけんなよ!!スナック誘惑といい、ここらの電気料金はタダなのか?? というわけで、居酒屋の人に送ってもらってお客さんがお勧めする親不孝通りのスナックへ。森をバックにした暗闇にポチりと浮かぶスナックは、まるでアメリカのど田舎の場末にいるような、奇妙な感じで、みんなでクラクラする。異国だよマジで。関東とは思えん。

んが、入ってみたら、ごく普通の、神保町あたりのスナックと変わらんでがっくり。おねーさんたちも、トウはたってたけどごく普通。でした。はい。あららららららららららとか思っていたら、そこで平山氏が炸裂した。
「あのーここら辺で、こういう感じのラブホテルないですかね」と、携帯をぽちぽちやって出てきた写真は、ミロのビーナスみたいな二枚貝がぱっくんしてるベッド。のえええええ。なんじゃこりゃ。手動で動くんだそうで。また携帯とはいえこいつの写真は色が鮮やかでかっこよくも、いかがわしさ満載。おねーさんもドン引きで「ありえなーい」と叫んでる。あーしも一緒に叫んだよ。「こういうのもあります」て、またなんだかまあるいプラスチックのケースの宇宙船みたいなベッドの部屋。「これはもっといやああああああ」「カラオケがあるより信じられないーーーー」「ぎゃあああああ」いや、今は東京某雑誌でラブホテル特集をやると一番売れるんですよ。ま、こういうところで撮影するとですね、たいていの女の子は五分で脱ぎます。とかなんとかいいながらひとりで奇妙な笑い声を上げながらラブホテル論をぶち上げる。「検索したところ、このあたりですと白亜ってラブホテルがそういうところらしいんですけど知ってます?」「知らないですー」とおねーさんが目をそらす。いや、入ったことあってもいいにくいだろ、あんたそれは。
 それではと、Hさんがストリッパーをうたう。やけくそでHさんと三年目の浮気をデュエット。あーもうなんだかすごく楽しいけどなんだろう、もうすこし普通にたのしい感じでもいっこうに良かったのに、なんでこんなにねじれ狂うのでしょう。
 
 三件目以降にはあーしのネタが降臨してくださるような店になるのでスペリオールで読んでいただければと思いますが、この親不孝通りのおくのつきあたりに、ワンルームマンションがあったんですよ。壁に「ワンルームマンション」って書いてあるの。なんでこんなところにあるんだろうねえっつったらまた平山氏が「ここで連れ込んでできるようになってるはずです」と自信満々に語る。なんなんだよーそれ。この人と話してると頭おかしくなるよ~。以下続く。
by riprigandpanic | 2009-08-03 21:40 | エエ市だより