そのとき、本が生まれた

一度新聞に書評を書いた本でありますが。

『そのとき、本が生まれた』

そのとき、本が生まれた

アレッサンドロ・マルツォ マーニョ / 柏書房



について。
ラテンアルファベットと、明朝体など日本語まわりの活版印刷の歴史については
そこそこ本がでているのですが、
それ以外の文字を使う文化圏が鉛活字と印刷術を
いつごろどのように受け入れたのかということは、
資料が少なかったので、この本は実に面白かったのでした。

惜しむらくは活版印刷の仕組みとそれぞれの文字の形態や表記方法などの説明が少なかったことで、
世界初のコーラン活版本の本文図版やアルメニア文字、グラゴール文字の図版を入れて下さってたら、もっと良かったのになあと思うのでありました。あとヴェネツィアの地名と番地が原稿に頻発するんで、地図もあったら楽しかったかもしれない。わがままですが。


で、図版をさがしてみました。

パガニーニのコーランは一葉だけひっかかりました。

これが鉛活字なのかと思うと、しみじみよく繋がってる……と感涙。


アルメニア語の「金曜日の本」
こちらで見れました。全頁。すごい!!

でもまあ、本に載せるとなると、権利関係が大変なのかもしれませんな。


本書と微妙に年号がズレていますがこちらが世界各地に離散するアルメニア人とともに設立された印刷所の世界地図


wikiの図表もおもろいです。ヴェネツィアの次がコンスタンチノープルなのね。


また時間みつけて探してみます。たのちいー。
by riprigandpanic | 2013-06-12 22:50 | 連載中


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