うらたじゅんさんと再会

明日というか、今日から、
青山のビリケンギャラリーで
山田勇男さんとうらたじゅんさんの二人展が開催されます。

近所に用事があったので、ひとあしさきにのぞいたら
展示準備中のうらたさんに逢えた!!!

うらたさんとお会いしたりおしゃべりしたころは、むちゃくちゃ具合も悪くて貧乏な時だったんで、
またまたおそろしく大げさに「内澤さん??どーしたのーーー。変わったああああ。化粧してるうううう。お洒落してるうううう」と驚かれてしまいました。……面の皮一枚だけですって、変わったのは。つーか化粧してるだけだってば。おっとシリコンも入ってるか。そんなにしょぼくれていたのかってしょぼくれてたんでしょう。まあ事実なんでしかたないっす。

うらたさんははじめてお会いしたときにはすでに胃癌に罹って五年目で、そのあとすぐに食道癌になっていて、偶然にもあたしが朝日新聞朝刊で島田雅彦氏の「徒然王子」の挿絵を描いていた同時期に、読売新聞夕刊で唐十郎氏の「朝顔男」の挿絵を描いていた。へろへろだったから、あんまりちゃんと見れなかったんですけど、ずっと身体大丈夫かなあとか気になっていたし、エールをひそかに送っていました。

展示準備が終わってから、夕食にお誘いしました。

新聞連載の後も忙しいまんまで、ブログもチェックできなかったので、今日会って昨年一月に乳癌になっていたことを聞いた。やっぱ再発原発しやすいんだなあ。うらたさんから、なめてかかってるといけないよ、ちゃんと身体休めてねと注意されました。……そうなんですけど、次の癌にそなえて治療療養費なんとかせなヤバいんですってば!! 保険入ってないし。そうなんだよねー。ほんと、お金の心配しないで身体の心配だけできたらどんなにいいかだよねーとひとしきりお金談義。ビンボーひまなしですわい。

あたしが癌になったとき、うらたさんは現金書留で一万円を送ってきてくれた。うらたさんだって生活は楽ではないというのに。
あたしはそのとき本当にどん底に腐りきっていて、お礼の手紙すら出せなかったのだけど、実は本当に仕事もなかったので、助かったし、ありがたかった。あのときは本当にありがとうと、やっと言えたら泣きそうになってしまった。そしたらうらたさんは前に会ったときにも言われたと笑う。どうもあたしのなかではお見舞金をいただいたそのときすぐにお礼を言えなかったことがずっとずっとひっかかっていて、何度お礼を言っても忘れてしまうようなのだった。
たぶん次に会う時も、まあた
あのときはありがとうとめそめそしながら言ってしまいそうで怖いというかかなり恥ずかしい。あまりにも恥ずかしいのでいっそここに書いておけば忘れないと思いまして恥を書きなぐりました。


うらたさんはまた絵がうまくなっていた。すこしずつ、すこしずつ、うまくなる。
すごい人だなあと思う。懐かしい風景と、懐かしくかわいいこどもたち。少年探偵団がテーマなので、こどもと怪人二十面相が描かれていた。しかし私が一番すきなのは、うらたさんが描くエロい絵なのであった。不思議な絵です。そわそわするんですよ背中のあたりが。ああいうそわそわは、うらたさんの絵にしかないんだよなあ。自分じゃもちろん出せないです。今回はエロなしですかと聞いたら、展覧会期間中にひょっとしたら一枚つけたすかもだそうです。すいません。。。。

そして山田勇男さんの人魚の絵は、
こりゃーもう、文句無しの、完成度の高い、耽美なエロじゃなくてエロティシズムあふれる作品。エッチングのようなペン画の細かさにノックアウトでした。


会期は三週間ありますし、なんだかイベントもたくさんあるようですのでぜひお近くにお越しの際にはどうぞ。
by riprigandpanic | 2011-01-07 00:59 | ほれぼれ,岡惚れ


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