見本ができてるはず

本日「身体のいいなり」の見本ができてるはずです。
まだ手元にとどいてません。

えーとようやく装丁をブログにのせられたと信じたい。
で、装丁について少し。

「ちょっと男が書店で手に取りづらいです」という、恥じらい深い編集男子からメールをいただきました。すみません。そうか。まるで考えてませんでした。
あ、そういう場合はぜひアマゾンでどうぞ。予約受付中です。



この本は、編集者が女性でないとどうしても書けなかったという経緯があり(元のきっかけは男性の編集者がくださったのではあるが)、途中の引き継ぎも女性編集者となり、じゃあもうやっぱり装丁も女性に頼みましょうよということとなり、葛西恵さんにお願いしました。

イラストは、イラストレーターとしてやるのが今回はいいだろうなと思っていて、
葛西さんにラフ案を出していただき、それに沿って描くことにしました。
葛西さんの出した三案のうち、これでというのが箱詰めの裸の女っちゅうものでした。

で、あんまりこぎれいにまとめるのもなんだか本の内容と違うよなあと考えて
ちょっと毒のあるポーズにしてもいいでしょうかと聞いてもらったら、
もうどんどんやってください、楽しみにしてますと言ってくださり

じゃ、
中指立てるかとか、しかめ面にするかとか、あれこれ迷って、
ヴェサリウスの解剖図っぽく乳房の皮をひんむいてる絵にしようと落ち着いたわけです。

正確じゃないですが
とりあえず解剖図を探して参照しました。
で、はじめてリンパ節と乳腺と脂肪の位置関係を知りましたよ。
リンパ節の分布を見て、ああ、こりゃ脇の下の方に転移しやすいのもわかるわと納得しました。
術前に調べろって話ですがね。めんどくさかったんで。

とても楽しく描きました。
よく考えたら表紙を書き下ろしたのは共著の東京見便録以来です。
たいてい中のイラストを使ってもらいますので。見便録は取材したトイレをカラーにしたものだから、なにをどう描くかで迷う余地はありませんでした。
一月に「センセイの書斎」の文庫がでますが、それは自分で装丁したんですが、
本文に出てくるイラストで作りました。
今回みたいに装丁家と一緒に考えて作るみたいな仕事はものすごうく楽しかったです。



葛西さんがつけてくださった、文字デザイン、すんません、なんて書体か知らないんですけど、
長体かけたのかなあ?いい感じに怖くなって、とても気に入りました。
ありがとうございました。ひらがながいいです。
特に「の」と「り」が好きかも。

今度お目にかかるのが楽しみです。

帯はピンクがかった小豆色です。

本文紙も嵩のない紙で、キーンと冷えた、コンパクトな感じの本になっとります。
by riprigandpanic | 2010-12-09 19:18 | お知らせ


<< 身体のいいなり トークショーです >>