腰痛はつらいよー

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白い本の書影ってよくわかんなくなるんで、ブログのデザインも黒バックにしてみました。


で、ひきつづき「身体のいいなり」関連のことを書いて行こうとおもうんですが、
この本のメインはどしても乳癌なんですが、あたしをむしろ長年苦しめてきたのは、
腰痛とアトピーなんです。

腰痛とアトピーのせいで、化粧できなくなり、ハイヒールが履けなくなり、もっさりした格好しかできなかったんです。十五年以上そんな感じでしたね。


本のはじめの方に書いてます。分量が少ないのは、そのあと乳癌になったのと、腰痛もアトピーも、治ると忘れちゃうんですよ。苦しかったことを。たぶん乳癌もあと一年するとかなり忘れますね。だから早く書かなきゃと思ったんだけど。

腰痛だって治ったのはつい最近ですよ、ホテルのベッドで寝てもなんとか腰が渋くならなくなったのなんてここ一年くらいのこと。いままでどんなにいいホテルでもだんだん渋くなるのがわかるんで、ベッドに寝ないで床に毛布しいて寝てましたから。あ、いまでもスプリングのひどいところに泊まるときは床に寝ますけどね。気をつけてないと、やられますね。確実に。


で、



高野秀行さんの「腰痛探検家」です。いままでの高野本のなかで装丁、一番好きです。

腰痛探検家 (集英社文庫)

高野 秀行 / 集英社



腰が痛いとご本人から聞いてはいましたが、こんな最近のことだったのかとびっくりしましたわ。
もっと昔からの持病なのかと思ってた。

それとあたしと症状が似てるようで全然似てないようで、やっぱり似てるのかなあ、もう全然よくわかんないの。
読めば読むほどわからない。高野さんの腰痛かきわめて特殊な腰痛なのか、それとも片っ端から詐欺医者にかかってるのか。これほどまでにわからない話があるかってくらいわからない。
腰痛でない人が読めばかなり笑える話なんですが、元腰痛持ちが読むと、結構真剣に読んでしまいます。いやもうほんっとに腰痛ってわからない病気です。これはもう不条理小説になる寸前ですよ。

それでも私があんまり腰痛に深刻にならなかったのは、
腰痛に生活様式仕事の種類の一切合切を合わせてしまったのと、
いつも中腰とはいえ、寝たきりにはならなかったからなのかなあ。
いやそれより治療にかける金がなかったからの一言につきるんだろうか。
いや、あたしも相当いろんな人からあそこに行け、ここに行けと言われたんですがね……。


それにしてもよくもまあ、意地になってと言ってしまったら悪いけど、さまざまな治療院を回ったなあ、高野さん。えらい。ていうか、腰痛を本の中で恋愛にたとえていた高野さんの言葉を借りて言えば、相当な浮気者じゃん。


腰痛もアトピーも、なったところで命に別状はないものの、これが結構人生に影響する、
じつに面倒で理解されない病気なのです。

で、まあこの本を読んで腰痛がわかるかっつうとそうではなくて、腰痛のわからなさがわかるという、実にシュールな本です。たいへん面白いです。

こまるのは、読んでるうちに腰が痛いような気がしてくること。ていうか痛くなったよ。一瞬どうしてくれると本気で怒りそうになりましたが、一晩で消えましたわ。やっぱり腰痛心因性説は、一理あるのかもなあと思いました。腰痛、こわいよー。いやああああ。

高野さんのブログではなんだかまたカヌーを漕いでびびんとやられたみたいですけど、翌日のブログじゃ楽しそうに泳いでるし、友人として心配していいんだか悪いんだかわかりません。


だれかこんなかんじでアトピーのことを書いた本があればいいのにとも思いました。
そうだ、高野さんにアトピーになってもらえばいいんだ!!
ご本人とトークショーで話すときに頼んでみましょう。
by riprigandpanic | 2010-12-07 22:17 | ほんっ


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