手習いのフーガ

以前に書いた通り
単純にカール・リヒター指揮のマタイ受難曲をアマゾンで買おうとして、機械的に御薦めされたのが
グレン・グールドのフーガの技法 でした。

これがあまりにも良かったのでとうとう自分で弾いてみようと思ったのでした。


そもそもあーしは何がしたいのでしょう。何を知りたいのでしょう。
何かに出くわすときというのは、
具体的な疑問がないものです。具体的な疑問が出せるくらいならば、
それについてのアウトラインが見えてるってことです。

ただわからない。
何をどう知りたいのかもわからない。だけども気になる。
何が気になるのか、うーーーーーん、そのたたずまい、なのかなあ。
豚もそれで飼ったんですけどね。

バッハが目指したものなのか
グレングールドが目指したものなのか
対位法という作曲の法則なのか、

よくわからないうちにね、
バッハの生涯、とか
マタイ受難曲の解説や対位法の解説を
読み込む気にあまりなれないのです。
そこらへんがバカのバカたる所以。

というわけでこの三ヶ月ほどフーガの技法を聴き狂いました。
どんな景色に立っていても、そぐわない、ということがありません。
渋谷の雑踏でも、東海道新幹線から見る田んぼでも、明け方にビルをこして高く昇る細い月でも

凄い曲です。

で、先日ようやくオルガンを友人から御借りした訳です。18キロ。いちいちケースから持ち上げられないから、出しておいて布を掛けてます。

でね、さすがにバッハってパブリックドメインじゃない?
だからー、楽譜の無料ダウンロード、やってみました。
あたしだってすこしはそういうの、わかってるつもりですから。

第一
コントラプンクトゥスのピアノの一番だけでいいんだからね
どうせいの一番の一曲弾くのに一年以上はかかるでしょう。
だって中学二年でピアノやめてますし。ツェルニー30番だっけな、そこまでだもん。


…………て……


……………………………で………………えーと…………




へえ、カナダのwikiなんですか。カナダの著作権法ですか……。



………………で………………う……………




挫折しました。てへ。

バッハ、曲が多すぎます。種別入れろって言われてもわかんないよう。
つか、フーガってfugueだったのか。何語なんだろ。

そして似たような名前がつきすぎてます。
なぜか五番はタダで一番は有料になったりしてさ。 きいいいい。

aikoのカブトムシ@youtubeとかみたいに簡単に出て来てくれません。
いろんな無料ダウンロードサイトを彷徨いましたが、駄目でした。


いえ、仕事の検索ならば、英語サイトでも頑張りますが、締めきり押してるし、
ま、もう金の力に頼ります……。
そしたら日本語版のスコアが四千七百円もしてびっくりだよ、
フーガの技法。
英語版で千四百円のを見つけられたからまあ良かったけど。

で、届いてからこんどは聴きながら楽譜読み。
あの、シに♭がついてるのはなに短調ていうんでしたっけ。
あーパートに出てまでピアノに通わせた母が知ったら卒倒するな。
そういや中学三年間ブラスバンド部でトランペット吹いていたんでした。
部活で一緒だった同級生にも呆れられるだろうなあ。

この歳になるとなんにも覚えちゃいねえよ。

それでね、たぶんそのなんとか短調のせいで、
頭の中でずっとドレミをつけてうたっていたのと、譜面がね、一音ずれてるの。
やっかいです。ピンと来ません。

譜面読むのも考えてみたら二十五年ぶりだものなあ。

ペルシャ語よりは読めるような気がするけどさ。なんの音なのかわかんないのが続出してます。パッと見てでてこない。とくに左手の低音のはヘ音記号になってるじゃないですか。あれね、どこがドなのかわかんないっす。てへへ。
しかし譜面にドレミをふったら最後、読めなくなるでしょ。語学の基本です。ハレショマーとかカナふったらアラビア文字は永遠に読めません。

視覚に訴える記号に関してはペルシャ語にハングルだけじゃなくてね、各国文字の暦を読んでたんで脳が少しは大丈夫なんですよ。まるでパーなわけではないはずと信じて、譜面をたどる。だってあーしの耳で音源から拾える音は限りあるだろうから。でまたそれを覚えられないから記録しなきゃならないってなると、譜面は読めるようにしたい。

へんてこりんなテキスト主義者です。

マタイも歌詞だけを読んでてまだ解説書読んでなーい。


あ、もちろん仕事の合間にやってる娯楽でございますからね。

Bach: The Art of the Fugue & A Musical Offering

Johann Sebastian Bach / Dover Publications



バッハ:フーガの技法

グールド(グレン) / ソニーレコード


by riprigandpanic | 2010-07-12 00:56 | コントラプンクトゥス


<< 実は ワイルド・ワルツ >>