闇の奥

20日の日曜日にイメージフォーラムでトークをする
「コンゴ・リバー」
ようやく字幕つきのDVDを渡され視聴。
いやーフランス語もリンガラ語もその他の言語もまるでわからないので字幕なしのDVDを見て困ってました。

こういうのを

素晴らしいドキュメンタリー映画っていうんじゃないすかね。ね。ね。ね。ね。


すごくよかったです。

この国がまだザイールと呼ばれていた頃、あーしはだれかの写真を見てまるで村ひとつが船になって移動するような船の遡行にすごい興味を惹かれ、エチオピアの次はコンゴ川遡りをやろうと思っていたんですが、いろいろあって行けませんでした。
あれからコンゴ共和国になって内戦があって今も東部の治安は最悪で。

コンゴ川を遡行しながら船に乗る人、操る人、釣り人、民兵、まじない師、レイプされた女性たち、教会、さまざまな人たちを映し出す。

言うてもせんないことですが、あえて言わせてもらうなら
どっちの救済に手を貸すかってんなら、こっちに決まってんだろがあっ。
どっちのモウ片方はあえて書かないけど。

このすばらしく豊かでうつくしい土地と住人たちが抱えるほどけない暗黒。


あっちを見ないでこっちを見ろなんてそんな野暮はいいません。
でも
ドキュメンタリーとはなんなのか、にもし興味をもったら
ぜひ
この「コンゴ・リバー」を観てください。


どんなノンフィクションでもドキュメンタリーでも、編集意図というものは入ります。真実をうつすなんてことはできません。だからこそ作り手の立ち位置、対象との距離の取り方、編集意図を見る側は考えて、ついでに自分が今どこに立って何を知っていてどう感じているのかを見据えないと。
なんて説教臭いこと書いてすみません。

地獄の黙示録がお好きな方にもぜひ。コッポラがインスパイアされたというコンラッドの「闇の奥」はコンゴ川が舞台なのです。植民地時代に作られた大学が川沿いにでてきたときはちょっとうおっと思いましたよ。川を遡行するってなんでもうそれだけでドキドキするんだろうかねえ。
by riprigandpanic | 2010-06-19 02:52 | ほれぼれ,岡惚れ


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