山姥と猫背

ろくな新年会もないまま、またおんな二人でサバト飯。またの名を魔宴。
日本語の理解が緩そうなガラ空きのコリアンレストランに入り、
えんえんとお先まっ黒な話を。塩を食むがごとく。
最近定番化しつつあるのがまたなんとも。


お相手はIさん。彼女がまだピヨピヨの小悪魔のころからの知り合いですが、立派な魔女に昇進されて。美しい口からこぼれる人でなし発言、だれが聞いてもドン引きですから。そしてあーしも負けませんよ、人でなしってんならね。猫すら近寄れませんでしたとさ。

もうお互いどこをどう取り繕ったって、どこにも「コ」の字はつきゃしませんや。
女子じゃなくて婦女(ど腐れ)、
小悪魔じゃなくて山姥(でも日焼けはご法度)、


ブスブスと煤けた炎をあげたまま帰宅。アマゾンから届いたこの漫画を読む。

猫背を伸ばして(GAコミックス)

押切蓮介 / Bbmfマガジン



あーしも猫背なんです。よく姿勢よくしろって言われた。性格が暗いのも姿勢が悪いせいだといわんばかりに怒られたので、作者のお気持ちはよくよくよくわかります。つらいですよね虚弱者は。
「でろでろ」が週刊ヤングマガジンで始まったときのころのつらい日日が描かれているんだけれど、そのころちょうどあーしはヤンマガ読んでました。読むとこなくてうんざりしてたんだけど、家にあったから。で、「でろでろ」が始まって、あーやっと読める漫画ができて良かったなと思って楽しみに読んでました。よくがんばって続けてくださったなあとしみじみ。サイトウさんという犬とビクットさんという化け物が好きです。そう、ちょっとつつましやかな化け物とかが好きだったなあ。

そんでこのかたの単行本にはよく巻末に放浪散歩漫画がついてる。これがたまらなくさみしくてみじめな散歩なんだが、とてつもなく良い。なんにもないところをとぼとぼ歩いて来るんじゃなかったと後悔するという、あーしが最も好きな放浪スタイルなのだ。つげ義春に匹敵すると思うんだけどなあ。この西東京うらうら散歩だけで一冊まとめてほしいくらいなのに。しかも一緒に散歩するお友達がこれまたあーしが大好きな漫画を描く清野とおるさんだったりするのがなんとも。ストライクゾーン狭いぞ、あーし。ちなみに清野さんの漫画は押切漫画経由で知ったわけではないです。
複数男子での散歩、なんだか奇妙にすがすがしいのはなぜなんだろうなあ。

ちなみに装丁は童貞王子ことロッカーズの山口明さん。
山口さん、今年もすてきな年賀状、ありがとうございます。自分主演監督の映画ポスターシリーズ、どこまで続くのか。目が離せません。
by riprigandpanic | 2010-01-11 01:45 | 黒の紳士(淑女)録


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