逢いたくなかったわけではないのですよ、もちろん。

びっくり

都内某所(出版社ではないです。ちなみに)に行って、待ち合わせのために座ったベンチのとなりにリュックが投げ出してあった。無防備な人がいるものだとおもっていたら、持ち主が戻ってきた。小説家の佐川光晴さんだった。
う、うわああああ、な、な、なんでここにいるんすかーっ!!!
びっくりしたなあー。

微妙に気まずい。
なぜかというと、先日『牛を屠る』を送っていただいた際に、一度お会いしてこの本についてじっくり話をしたいという手書きのお手紙までいただいていたのであるが、上京するのがとにかく難しくて、たいてい用事と買い物して千葉に日帰りしてるような感じで、ゆっくりおちついて(この場合ドスのきいた肝を入れて)話をできるゆとりがないんです、今は。本当にすいません。ちゅうメールを打ったばかりだったのであった。本はもちろん大変素晴らしかったので、週刊現代にて書評を書かせていただいたのですが。それと膝つき合わせて話をするしないはもちろん別のことで。

「おれ、ウチザワさんに手紙書いちゃったよ。今頃届いてると思う」
困り果てたように伏し目がちに呟く佐川さん。
大の男(佐川さんはクマの様な外見なのだ)に節目がちにモノを言われ
視線を天井にさまよわせるあーし。

うわああああああ。どーせいっちゅうんじゃ。きぃーまーずーううううう。

いやーこういう偶然てのがあるものなのだなあ。あたしゃいま月に一回東京に出るのもむずかしくなってるちゅうのに。しかも小説家の知り合いなんてすっげえ少ないのに。

お互いの仕事のあとに再合流してお茶を飲んだんですが、結局本の話はしなかったのであった。しにくかったんだもん。たぶん佐川さんもそうだったんだと思うことにしますわ。
帰宅したら本当に手紙が届いていた。
はははははははははははははは。

もういっそ往復書簡でやりませんか、佐川さん。
屠殺vs屠畜

超マニアックな企画だね。
それか酒でも入れて勢いで大げんかでもしますか?

あたしは頭の回転が悪くて舌戦にはとんと弱いんで(本当です)、
書簡でモノを言い合う方が向いてるかもしれないなあ。
by riprigandpanic | 2009-07-16 23:54 | どうでもいい日常


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